2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災されたすべての皆さまに対し、心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族の皆さまには謹んでお悔やみを申し上げます。
さてこの度、美術家・大谷有花とアイ・シー・アーツ(太田善規)は、被災者の方々の支援ならびに被災地復興の一助になればという一念から、東日本大震災 被災者支援 <ライフライン・プロジェクト>を立ち上げました。この<ライフライン・プロジェクト>は、大谷有花とアイ・シー・アーツが、「アートの世界で生きる私たちにできること」をテーマに、様々なアートの力を最大限に活かしつつ、微力ながら、被災された方々への支援を長期に渡って行う活動の総称です。
その第1弾として、大谷がこのプロジェクトのために、本プロジェクト名を冠した旗印ともいうべき作品 「ウサギねずみの対話 Ver. 35 −lifeline−」という油彩画の第1作目を完成させました。今後は、大谷が被災地の一日も早い復興を祈念しながら、2作目、3作目と、同じタイトルの作品を(連作として)いろいろな画面サイズで展開し、複数点数制作していく予定です。そして、この作品の販売で得られた収益のうち、大谷とアイ・シー・アーツそれぞれの報酬分の一部を義援金として、日本赤十字社を通じて、寄付します。この作品は、いわば、善意の数だけ増えていく作品です。この作品を広くより多くの方々にお持ちいただくことによって、結果として、ひとりでも多く被災された方に本当の笑顔が戻ることを願いつつ、大谷は、すべての被災地の避難所や仮設住宅が全く無用となるその日まで、他の作品制作と並行して、この作品を心を込めて描きつづけます。
そして、さらにこれから、第2弾、第3弾と、本プロジェクトは、多くの皆さまのお力をお借りしながら、また時には、他の被災者・被災地の支援活動と連携しながら、多角的かつ長期的な活動を行ってまいります。私たちの活動は、ほんとうに微力ですが、全くの無力ではないと信じながら・・・。
大谷有花
アイ・シー・アーツ 太田善規   

◆ 東京・不忍画廊にて開催された東日本大震災チャリティー企画「ウサギマミレ、マレニネコ」展に、「ウサギねずみの対話 Ver. 35 −lifeline−(1)」を出品。2011年 5月9日から5月28日(土)まで開催。
◆ 2011年 5月15日(日)、千代田区の3331 Arts Chiyodaで開催された<東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」参加企画・被災地へ思いを運び、避難所をほんの少しだけ明るくする「はこび」プロジェクト>に参加しました。
◆ 東日本大震災チャリティーを兼ねた高島屋180周年記念企画 : ジャパンビューティー・アクセサリーコラボに参加。大谷有花とアクセサリーメーカー・Ponte Vecchio (ポンテヴェキオ)のコラボにより製作されたアクセサリー「K18イエローゴールド カラーダイヤモンド ネックレス」が横浜高島屋と新宿高島屋で限定販売されました。
◆ 2012年1月、東日本大震災義援金として、日本赤十字社に、100,000円を寄付させていただきました。チャリティー専用作品「ウサギねずみの対話 Ver. 35 −lifeline−」の各作品をお買い上げいただきましたお客さまに心より御礼申し上げます。

 

この作品は、大谷有花が本プロジェクトのために制作。
本プロジェクト名を冠した、旗印ともいうべき作品です。
 
■ 制作年 : 2011年
■ 技法 : キャンバスに油彩
■ 作品サイズ : 35 x 35 cm (S 5号)
 
(右の画像は、第1作目の作品です)
 

手と手が繋がり、それが地平となる。そこには家族(家)があり、可能性の花(想花)が咲いている。ライフラインという言葉は、日本ではいつの頃からか、メディアなどで、電気、ガス、水道、電話などの日常生活に不可欠な線や管で結ばれたシステムの総称として使われるようになりましたが、本来は文字通り、命綱=生命をつなぎとめる綱という意味です。今回の東日本を襲った未曾有の大震災の直後、被災された方々への支援の輪が急速に広がったことは、まさに地獄に仏を見た思いがしました。人間にとっての最後の命綱とは、やはり、人と人との絆なのではないか。人と人とが繋がることの大切さ、強さ、温かさ。私は、それを真(心)のライフラインと呼びたいと思っています。
2011年 3月  大谷有花
本プロジェクトについてのお問い合わせは、 info@i-c-arts.com まで。