大谷 有花 ・ 私のお気に入り

<お気に入り Vol. 03>


ハムちゃん!


− Nov. 03, 2003 −

今回は、私の小さな相棒をご紹介します。今夏、府中市美術館で開催した「公開制作」中に、プレゼントされたハムスターです。
「公開制作」は、夏休みと言うこともあり、たくさんのちびっこたちにも、私の作品を見てもらうことができました。訪れるちびっこたちとの会話は、公開制作中のとても楽しいひとときでした。その中で連日、公開制作室を訪ねてくる女の子がいました。小学二年生の女の子で、とてもハムスターが好きなようでした。ハムスターやウサギは、警戒すると後ろの両足で立ち、前足を下げる姿勢をとります。その様子を描いた150号の「ウサギねずみ」の絵をノートに描き写したりしていたので、話しかけてみると、ハムスターを60匹も飼っているというのです。得意そうに、種類や飼い方の説明してくれていたので、思わず聞き入っていると、元気な赤ちゃんがたくさんいるとのことです。パール・ハムスターやゴールデン、ダルメシアン、ホワイトロングなど、雄も雌もいるというのです。どうやら、赤ちゃんハムスターの里親を探しているようなのです。私がかろうじて知っていたのは、ジャンガリアン・ハムスターでした。私に生後2週間の元気な赤ちゃんをくれるというのです。初めはどうしようかと思いましたが、以前からネズミ系の動物には興味があったので、いただくことにしました。今では、すっかり私の小さな相棒となり、また癒しを与えてくれる大切な存在となっています。毎晩元気に、遊び、よく寝ます。仕草がとても面白く、表情が豊かなのには、驚きました。私は、小学生の頃、ウサギを飼っていたことがあります。ウサギはどちらかというとおとなしかったのですが、ハムスターは、とても活発で好奇心が旺盛です。まるで人間のやんちゃ坊主やおてんば娘を見ているような気分になるときがあります。




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